兵庫但馬を訪ねる その2
5月下旬、風景写真出版の主催する撮影会で兵庫県但馬周辺を訪れた。

今回の撮影会では、2カ所の棚田を訪ねた。
夕景の撮影スポットにと考えていた棚田は、写真として絵になる部分の棚田が半分以上が畑に変わっていたのを事前に知り急遽変更する。

養父市にある別宮の棚田。
この棚田は南に向いているため、直接朝日や夕日はあたらない。
道ばたに実になったオキナグサの株を見つける。
山に隠れる寸前の光に、穂が風に揺れ優しい雰囲気を放っていた。
兵庫棚田3
広角レンズでオキナグサに近寄り、遠景を小さく扱って棚田の環境を見せた。
棚田に置いてある農具類を隠すため、カメラの高さを微調整してオキナグサで隠している。


今の時期、朝は早い。
3:00に宿を出発し、うへ山の棚田に向かう。

棚田百選にも選ばれているこの棚田は遠景に山並みが美しく、送電鉄塔などの障害物もない素晴らしい景観だ。
このような棚田はいつまでも残して欲しいものだ。

夜明け前にカメラをセットし、朝日を待つ。
この日は他の撮影者が少なく、ゆったりと撮影できた。
兵庫棚田2
朝焼けは少なかったが、水田が赤く染まった瞬間を撮影。
前面に伸びる棚田の広がりを出すように、準広角レンズでフレーミング。
後方の木立は黒いシルエットになるため、画面が重くならないように配慮した。
今回はハーフNDフィルターを使用していないが、使う場合は木立に沿って斜めにかけると自然な描写になるだろう。
RAW現像時、木立のディテールを出すため黒くつぶれないように調整している。


ギラギラした太陽が昇ってきた。
兵庫棚田1
太陽を正面に捉えるためゴーストやフレアは避けられず、少しでも目立たないようにカメラアングルを調整している。
棚田の状況を見せるため、広めにフレーミングしてみた。


EOS-1DsMARKⅢで撮影。

2010/05/31(Mon) | 撮影日記 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
兵庫但馬を訪ねる その1
5月下旬、風景写真出版の主催する撮影会で兵庫県但馬周辺を訪れた。
撮影会前日には但馬入りし、ロケハンもバッチリおこない参加者を待つ。

午後から撮影会開始。
早速、香美町の猿尾滝に向かう。

滝の姿が猿の尻尾に似ていることから名付けられ、日本の滝百選にも選ばれている。
落差60mで2段に別れ、岩盤を滑るように流れている。


滝を覆う木々の新緑が眩しく、微妙な緑色の違いが面白い。
猿尾滝3
緑に覆われた岩盤を落ちる上段の滝は、急流で飛沫を上げて落ちる様は豪快だ。
午後の光がちょうど滝に当たり、新緑も輝いて立体感があった。
下段の滝から見上げて、望遠レンズで切り取る。


上段と下段の滝の分かれ目に着目した。
よく見ると、画面左に黄色いヒメレンゲの可憐な姿を発見。
猿尾滝1
下段の滝から、上段の滝見台が見えない位置からヒメレンゲを見せて望遠レンズで切り取った。


下段の滝は流れの細い部分が美しく、岩盤を滑る姿を捉えた。
猿尾滝2
岩盤に木漏れ日が当たり、変化のある落水を捉えることができた。
画面左下に、岩に這うグリーンを取り入れて爽やかさを出している。
こうした細い流れは、スローシャッターで水量を多く見せることがポイント。
この場合、黒い岩盤の濡れたテカリを消さないために、PLフィルターは使わないこと。


EOS-1DsMARKⅢで撮影。


2010/05/29(Sat) | 撮影日記 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
タイトル画面の変更
いろいろと追われ、ブログが滞り申し訳ない。m(_ _)m
また、少しずつアップしていくつもりだ。

タイトル画面を入れ替えた。

埼玉県小鹿野町両神地区にそびえるあずまや山。
両神国民休養地に指定され、森林浴の森百選にも選ばれている。
中腹には段上に植えられたハナショウブ園があり、梅雨の鬱陶しさを和ませる。
周辺には早春に咲く節分草や福寿草が群生する花園もあり、季節を変えて訪れるのも良いだろう。


両神ショウブ2
雨上がりの朝、霧を通して柔らかい光が差し込み、しっとりとした情景になった。


2010/05/28(Fri) | お知らせ | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
春の花を追いかけて・2010 vol.3
水芭蕉を撮影後、桧原湖畔に出る。
この日の天気は曇りのはずだったが、朝日を見ることができてラッキーだ。


ぼんやりした雰囲気がいかにも春らしい。
2010裏磐梯春の桧原湖1
太陽が出た直後はギラギラしていたので、ゴーストを避けるために湖面を狙う。
キラキラと輝く湖面に焦点を当て、望遠レンズで切り取る。


穏やかな優しい朝の風景だ。
2010裏磐梯春の桧原湖2
山の重なりと太陽の位置を考えてポジションを決める。
上部の雲が、ちょうどハーフNDフィルターの役目をしてくれた。


一旦雲に隠れた太陽が、再び顔を出してくれた。
2010裏磐梯春の桧原湖3
春霞の薄ぼんやりした風景を望遠レンズで引き寄せ、ボートの航跡を活かして水面に動感を表現した。


桧原湖に流れ込む沢を橋の上から撮影。
2010裏磐梯春
タイミング良く木々の影が、雪解けで増水した沢に長く伸びていた。
シャッタースピードを上げて流れを止め、急流の雰囲気を高めている。
残雪の林の中を流れる濁流と強い光が、季節のうつろいを感じさせた。


EOS-1DsMARKⅢで撮影。

2010/05/19(Wed) | 撮影日記 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
春の花を追いかけて・2010 vol.2
磐梯高原にも寄ってみる。

例年は木々の芽吹きや山桜も咲き出す時期だが、今年は様子が大分変わっていた。
細野地区のキャンプ場そばに咲く水芭蕉は、やっと出たばかり。
撮影をあきらめ別の場所を探してみると、ステッラ磐遊さんの前の湿原に群生しているを発見。
ご主人に了解を得て、敷地内から撮らせてもらう。

早朝に訪れる。
2010裏磐梯水芭蕉1
早朝の静寂な世界に咲く水芭蕉を、ブルートーンで捉える。
咲き揃った部分と背景の木々の配置を考えて撮影位置を決めた。


正面には磐梯山がそびえ、素晴らしいロケーションだ。
2010裏磐梯水芭蕉2
水芭蕉は湿原の奥に咲いているため、望遠レンズで切り取ることになる。
磐梯山を半分見せて、縦位置でフレーミングしてみた。


EOS-1DsMARKⅢで撮影。




2010/05/15(Sat) | 撮影日記 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
春の花を追いかけて・2010 vol.1
4月下旬、主宰する写真クラブふぉとくらぶ遊の写真展が終わり、短い撮影取材に出かける。
折しもGW中だったが、ETC割1,000円はかなりお得で、遠い取材地へ一気に行くにも気が楽だ。

今回は人気のある撮影スポットは避け、再度訪れたかった地へ向かう。

まず、福島県三島町にある大林ふるさとの山へ。
今年は寒さが続いたせいでカタクリの開花が遅く、同じ斜面に植えられたオオヤマザクラと一緒に咲きそうだ。

風景写真3-4月号でここを紹介したが、反響もあったのだろう。
早くから町のHPに開花状況がアップされていたっけ・・・

好天続きで開花が進み、カタクリと一緒にサクラを捉えることができた。
2010.5.2カタクリ
すき間無く咲いている場所を選び、奥まで咲き覆っている姿をパンフォーカスで表現した。
午後の斜光線に木々の影が伸びて立体感が増した。
広々と写すことができて嬉しくなる。


再度5/5に訪れて撮影したもの。
数日前に写したポイントは見頃が過ぎてしまったため、別の群生地で撮影。
山が広いため、長期にわたって撮影できるのも特長だ。
2010カタクリ4
手前に咲き揃ったサクラを大きく取り入れて、雰囲気を盛り上げた。


遊歩道の片隅で見つけた可愛らしい被写体。
ツクシに寄り添うように咲いていた。
2010カタクリ2
最短撮影距離の短い望遠レンズで引き寄せた。
望遠レンズ特有の、バックのボケがきれいだ。


EOS-1DsMARKⅢで撮影。

2010/05/13(Thu) | 撮影日記 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
日本カメラホームページ 撮影地ガイド
日本カメラホームページに連載中の、斎藤友覧の撮影地ガイドをアップした。

今回は、秋田県鳥海山の善神沼(ぜんじぬま)。
矢島口登山口の手前、ブナの原生林に囲まれた静かな沼だ。
例年5月下旬でも沼の雪解けが始まったばかりで、ブナの新緑が眩しい。

この時期、道路を先に上ると水芭蕉が咲く湿原があり、背景に鳥海山と一緒に捉えることができる。
また、鳥海高原の大谷地池周辺ではレンゲツツジが見頃を迎え、被写体が溢れる季節の到来だ。



2010/05/12(Wed) | お知らせ | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
タイトル画面の変更
タイトル画面を入れ替えた。

兵庫県新温泉町の田君川にバイカモが咲く。
バイカモは漢字で書くと梅花藻。
キンポウゲ科の水生植物で、ウメの花に似た5弁の白い花をつける。
花の直径は約2cmと、とても小さく可憐である。
最盛期は水面を一面覆うように咲き、ユラユラと揺れる姿は圧巻だ。


バイカモ2


お知らせ
5/21~23に但馬周辺を訪ねる撮影会を開催いたします。(風景写真出版主催)
現地集合してバスで訪ねる撮影会と、どなたでも参加しやすく設定いたしました。
バイカモの他に訪ねる撮影場所は、カツラの巨樹がある森、朝景や夕景にあわせた棚田など・・・。
光線や状況に合わせて案内するため効率よく撮影がすすみ、必ず満足していただけます。

まだ、若干空きがあるとのこと。
たっぷりご指導しますので参加をお待ちしています。

問い合わせ 風景写真出版 TEL 03-3815-3605

2010/05/04(Tue) | お知らせ | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
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