2011新緑と水景色 奥会津 最終回
新潟に抜ける六十里越雪わり街道の峠に向かう途中は、5月下旬でもまだ雪が残っていた。

雨の撮影で少々霧めいているが、雪解け水が田子倉湖に勢いよく流れ込んでいた。
右端の白い花はコブシだろう。
2011奥会津新緑5
新緑の木々の中に咲く、コブシの花が目を惹いた。
これらをメインにして、蛇行して流れてくる雪解け水を脇役にしている。


これからの季節の只見川は、川霧が多く発生する。
訪れた時は夕霧に出合え、ブルーな世界が神秘的だ。
2011奥会津新緑4
木々を多く取り入れると画面が重くなってしまうため、配分に注意した。
川霧は刻々とその姿を変えるため、タイミング良く写すことがポイントだ。
また、霧が多いとアンダーに写ることが多いので、露出補正に気をつけたい。


EOS-5DMarkⅡで撮影。


2011/06/30(Thu) | 撮影日記 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
2011新緑と水景色 奥会津 6
恵みの森の入口付近で流れに近寄る。

2011奥会津新緑8
瑞々しい岸辺の草を取り入れて、爽やかに流れくる様子を捉えた。


恵みの森に向かう途中には、流れがせき止められて池のようになっていた。
ここは、水量の多いときに現れる風景だ。
池の中には小島も出来上がっていて、ちょうどアクセントになる。
2011奥会津新緑9
手前に木立を取り入れて、箱庭のようにまとめた。
何と言っても、島に咲く満開の白い花(花名は不明)が良いポイントになっている。



EOS-5DMarkⅡで撮影。

2011/06/29(Wed) | 撮影日記 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
2011新緑と水景色 奥会津 5
数日後に恵みの森を再度訪れると、新緑の色が明らかに変わっている姿が確認できた。
緑一色になるのももうすぐだ。

雨に濡れたことで、新緑の鮮やかさが際立っていた。
2011奥会津新緑6
渓流を上から見下ろし、周囲の木々を取り入れて深い森の雰囲気を醸し出した。


苔むしたブナの樹に生えるひこばえが初々しい。
2011奥会津新緑7
表現意図をハッキリするために、ひこばえを中心に苔むした木々をフレーミングした。
明るめに露出してブナの葉の透明感をあらわした。


EOS-5DMarkⅡで撮影。


2011/06/28(Tue) | 撮影日記 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
2011新緑と水景色 奥会津 4
こちらも、福島県只見町の恵みの森二景。

静かな森の間を緩やかに流れ、映り込みが美しい。
2011奥会津新緑11
一枚岩の岩盤はそのまま写したのでは画面が単調で、変化が無く面白味に欠ける。
広角レンズで、淵の部分を手前にフレーミングして奥行きを見せた。


ブナの根元には、イワウチワがあちらこちらに咲いていた。
可憐で可愛らしい花姿を見ると、疲れも忘れる。
2011奥会津新緑12
16㎜の超広角レンズで目一杯は何近づき、背景のブナ林を見せることで環境を表現した。
こんなときはローアングルに開脚できる三脚が有利。
また、モニター画面のアングルが動くデジタルカメラも便利だろう。


EOS-5DMarkⅡで撮影。


2011/06/27(Mon) | 撮影日記 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
2011新緑と水景色 奥会津 3
手つかずの自然が残されている、只見町の恵みの森を歩く。
ブナ原生林の中を布沢川に注がれる大滝沢が流れ、川底の一枚岩が約4キロにわたって続いている。

緩やかな岩盤を長靴で進んでいく。
森の中は、ブナの葉を揺らす風の音と川を流れ下る水の音、そして腰に下げた熊除けの鈴が響いていた。


入口から約2キロ先にある中滝。
2011奥会津新緑10
流れの激しい部分を主体に、広角レンズで動感を表現した。


散策路で見つけたブナの樹。
新緑が初々しい。
2011奥会津新緑13
超広角レンズで樹の真下から見上げて撮影。
アンダーにならないように大きくプラス補正で写し、爽やかさを出すのがポイントだ。


EOS-5DMarkⅡで撮影。

2011/06/25(Sat) | 撮影日記 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
2011新緑と水景色 奥会津 2
降り続く雨の中、福島県昭和村の白樺の純林に訪れた。


白樺の間に立つカエデの木。
秋は真っ赤な紅葉に染まり一際目を惹くが、新緑も美しい。
2011奥会津新緑2
白樺とカエデのバランスを考えながら立ち位置を決め、明るめの露出で爽やかさを引き出している。


一本の白樺に近づき、雨だれが幹をつたって落ちる様子を手持ちで撮影。
2011奥会津新緑3
幹をつたって流れ落ちる雨の雫が、まるで銀の糸のようだ。
カエデの新緑を背景に、少しアンダー気味の露出にして雨の雫を見せた。
このとき偏光フィルターを使うと、雫が消えてしまうので必要ない。


EOS-5DMarkⅡで撮影。

2011/06/23(Thu) | 撮影日記 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
2011新緑と水景色 奥会津 1
振り返るとこの約一ヶ月は、福島県奥会津への撮影取材や撮影会が多かった。
ちょうど季節は芽吹きから新緑への移り変わりが面白く、訪ねるたびにさまざまな出合いがあった。
いくつか新緑の景色をピックアップしていこう。


こちらは、雨の日に訪れた昭和村付近の渓流。
新緑や岩盤は濡れ、爽やかな情景が広がっていた。
2011奥会津新緑1
一枚岩を美しく流れ落ちる姿を抽出した。
新緑の鮮やかさを出しながら、また岩のテカリを残すよう偏光フィルターを適度な効かせ方で写している。


EOS-5DMarkⅡで撮影。

2011/06/22(Wed) | 撮影日記 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
掲載誌の紹介 風景写真 7-8月号
掲載誌を紹介。

発売中の風景写真7-8月号にいくつか掲載されている。

その1 
巻頭口絵特集「よみがえれ美しい東北」に、宮城の松島湾と伊豆沼のハスを掲載した。
東北は、風景写真を撮るものにとって誰もが愛するエリアだ。
四季がハッキリしていることから被写体も豊富で、また、人も温かく、味覚や温泉地もたくさんあってつい長居してしまう。
そんな素晴らしい東北にエールを送りたい。

その2 
技法特集 「バリエーション撮影のアイデアと実践」のいくつかの項目に参加している。
撮影場所で決めのカットを写しただけでは、あまりにもったいない話。
項目別にいろいろな写真家が解説しているので、ぜひ参考にして欲しい。

その3 
機材レポート「ペンタックスsmcPENTAX-D FA645 25mm F4AL[IF]SDM AW」を書いている。
今年春に発売されたこの超広角レンズは、645Dユーザーにとって待望のレンズだろう。
またフィルムカメラの645にも使用することができるため、被写体のバリエーションも増えるはずだ。
作例用の作品は奥会津の只見町で写したものばかりで、見開き作品はブナ原生林が広がる癒しの森を写している。


2011.7-8風景写真

表紙を飾っているので、いつもより少し大きめだ。(^_^)v

2011/06/20(Mon) | お知らせ | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
チャリティー写真展ご協力ありがとうございました
6/10から開催した、所属するプロの写真家集団、日本風景写真家協会の「東日本大震災被災者支援 チャリティー写真展」 が無事終了いたしました。

たくさんご来場いただき、本当にありがとうございました。
会期中は用がない限り足を運んだつもりでしたが、お会いできなかった方々にお詫びいたします。

今回は、僕が自らプリントした作品を展示していたが、プリントサイズに向く絵柄にこだわり、紙質にこだわり、これらに適した額を選びました。
気に入って購入いただいた方々には感謝しております。

寄付金の集計額は、後ほど日本風景写真家協会HPでお知らせいたします。

2011/06/17(Fri) | 雑感 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
チャリティー写真展開催中
ただいま所属するプロの写真家集団、日本風景写真家協会の「東日本大震災被災者支援 チャリティー写真展」 が開催中だ。

RYUギャラリー1

今回は僕が自らプリントした作品を展示しているが、部屋に飾りやすい大きさでプリントしているため、おかげさまで好評だ。

こちらは写真展紹介の電飾看板に使われている。
RYUギャラリー2


東日本大震災被災者支援 チャリティー写真展
6/10(金)~6/16(木) 10:00~19:00 (最終日は18:00まで)
会場 RYUギャラリー 
東京都中央区銀座5-1 銀座ファイブ2F (以前富士フォトサロンがあったフロアです)
※JR山手線・有楽町駅または東京メトロ・銀座駅下車
地図はこちら

作品出展写真家
阿部宗雄 飯田信義 小川秀一 小野里隆夫 片岡巌 金子美智子 川北茂貴 木崎実 古岩井一正 五島健司 斎藤友覧 佐藤尚 佐藤哲郎 新海良夫 鈴木勝美 関戸勇 田北圭一 高橋よしてる 辻中隆志 富田文雄 縄手英樹 藤沢健一 本橋昂明 山梨勝弘 渡辺直昭 (五十音順・敬省略)


A4サイズを中心に約50点を展示。
1点を額付き5,000円にて販売し、お買い上げいただいた作品をその場でお持ち帰りいただけます。
写真の他に、それぞれの写真家の写真集やポストカードなども販売いたします。
売り上げは日本赤十字社を通じて、被災者支援金として寄付いたします。
多数のご来場をお待ちしております。


JSPAチャリティーバナー



2011/06/14(Tue) | お知らせ | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
掲載誌の紹介 日本カメラ「写真の教室」No.45
掲載誌の紹介。

発売中の日本カメラ社発行「写真の教室」No.45の、「全国 ぜひ写したい定番撮影地ガイド」に掲載されている。

今回は、岐阜県の板取川周辺を紹介している。
そろそろ川の岩には、可憐なツツジが咲き出す頃だろう。
この時季、外に出るのが敬遠しそうな梅雨空だが、似合う被写体が多いエリアなのでぜひ探して欲しい。

写真の教室45




2011/06/13(Mon) | お知らせ | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
チャリティー写真展開催
所属するプロの写真家集団、日本風景写真家協会が「東日本大震災被災者支援 チャリティー写真展」 を開催する。

風景を生業にしている我々だが、何度も取材で訪れたさまざまな場所が震災によって変わり果てた姿を見て言葉を失った。
いやそれではいけない、被災地が元気になってもらうために、僕たちは写真で応援したい。

今回は、僕が自らプリントした作品を展示している。
いくつかの作品を1点ずつ用意しているが、部屋に飾りやすい大きさでプリントしているので、たくさんのご来場をお待ちしています。

JSPAチャリティーバナー


東日本大震災被災者支援 チャリティー写真展
6/10(金)~6/16(木) 10:00~19:00 (最終日は18:00まで)
会場 RYUギャラリー 
東京都中央区銀座5-1 銀座ファイブ2F (以前富士フォトサロンがあったフロアです)
※JR山手線・有楽町駅または東京メトロ・銀座駅下車
地図はこちら

作品出展写真家
阿部宗雄 飯田信義 小川秀一 小野里隆夫 片岡巌 金子美智子 川北茂貴 木崎実 古岩井一正 五島健司 斎藤友覧 佐藤尚 佐藤哲郎 新海良夫 鈴木勝美 関戸勇 田北圭一 高橋よしてる 辻中隆志 富田文雄 縄手英樹 藤沢健一 本橋昂明 山梨勝弘 渡辺直昭 (五十音順・敬省略)


A4サイズを中心に約50点を展示。
1点を額付き5,000円にて販売し、お買い上げいただいた作品をその場でお持ち帰りいただけます。
写真の他に、それぞれの写真家の写真集やポストカードなども販売いたします。
売り上げは日本赤十字社を通じて、被災者支援金として寄付いたします。
多数のご来場をお待ちしております。

会期中、僕もときどき顔を出しているので声をかけてください。


2011/06/06(Mon) | お知らせ | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
タイトル画面の変更
5月の台風も驚いたが、東京もこんなに早く梅雨になるとは思わなかった。
いったい今年は梅雨が長いのか、それとも暑い夏が一気に来るのだろうか。

さて、6月に入ったのでタイトル画面を変更した。
紫陽花は梅雨空によく似合う。
そろそろ、各地のあじさい園も開園する頃だろう。


こちらは岩手県一関市にある、みちのくあじさい園。
広大な敷地内には約1.5キロの散策路が設けられ、300種30万株の紫陽花に彩られる。
自然の状態が保たれているので、被写体も豊富だ。
開園は東北とあって少し遅めで、今年は7月からとのこと。
みちのくあじさい園HP


みちのくあじさい園2

杉木立の中に植えらた紫陽花は、散策路を覆うように咲いていた。
杉の濃緑は画面が重くなるので、配分に注意したい。


4×5カメラ リンホフテヒニカ2000で撮影。

2011/06/04(Sat) | お知らせ | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
2011春の彩り 10
鳥海山がこれほどクリアーに見えるのは珍しい。
せっかくなので山を取り入れた被写体を探す。

牧場に植えられたソメイヨシノも満開だった。
しかし、今年のサクラは少し色が悪いように思う。
鳥海山春景色1
サクラと鳥海山にピントを合わせるため、絞り込んだ上にプレビューを活用して慎重にピントを送っている。


牧場の隅にはツクシが群生していた。
鳥海山春景色2
逆光にツクシの群生が浮き出て、独特の色合いが美しい。
望遠レンズの最短撮影距離を使い、絞り開放で群生の一部にピントを合わせ、背景から浮かび上がらせて立体的に描いた。


高原を下りて、栗山池に立ち寄ると、逆光に輝くしだれ桜が美しかった。
鳥海山春景色4
絞りを浅くして、サクラの一部にピントを合わせ煩雑な背景をぼかしている。


EOS-5DMarkⅡで撮影。


2011/06/03(Fri) | 撮影日記 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
2011春の彩り 9
鳥海高原で春景色を探した。

芽吹いたばかりの木々と、牧草のグリーンが眩い。
鳥海山春景色3
雄大な景色を牧場のグリーンを多めに配分して、爽やかさを見せた。


沢の側に咲く一本の山桜。
芽吹いた木々の浅い彩りの中で、鮮やかなサクラ色が印象的だった。
秋田芽吹き2
逆光に木々が立体的に浮かび、流れも輝いて動感のある作品になった。
流れの輝きが強すぎるため、偏光フィルターを調整して落としている。


EOS-5DMarkⅡで撮影。

2011/06/02(Thu) | 撮影日記 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
2011春の彩り 8
こちらも同じく、鳥海高原水芭蕉群生地。
夕方はどんな情景だろうか。

ようやく咲いた水芭蕉は、痛んだ花もなく可憐で清楚な姿を見せていた。
良く咲いてる部分を抽出してみる。
秋田水芭蕉1
湿原に水が流れている部分を取り入れて、画面に変化を付けた。
ここでは偏光フィルターを使わずに、輝く水面を見せている。


鳥海山が夕日を浴びて赤く染まっている。
秋田水芭蕉2
すでに湿原には日が当たっていないため、画面下に木々が映り込む水面を見せて全体が重くならないようにした。
上下の露出差を和らげる際に使用するハーフNDフィルターだが、デジタルカメラでは画像処理によってほぼ同じような効果を出すことができる。
しかし無理に調整しすぎると、画面が荒れるためほどほどに・・・


EOS-5DMarkⅡで撮影。


2011/06/01(Wed) | 撮影日記 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
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